青汁の効果と危険性

そもそも「青汁」って何?

青汁とはどんな飲み物ですか

青汁と辞書的な定義であらわすと「生の緑黄色野菜を絞った汁」のことを意味します。

いつ頃からあるのですか

青汁という飲み物が登場したのは、戦前のころに西日本で食べられていた郷土食として人気を集めていました。当時は、食料不足でもあり、野菜をはじめとしてビタミン・ミネラルが足りませんでしたが、普段は料理に使わない青菜を絞ってその汁を飲むことによって、不足している栄養素を補えるということで注目されはじめました。この汁を当時は葉物野菜であるケールのジュースとして商品化しましたが、このジュースがいわゆる元祖「青汁」ということになります。

青汁の特徴とは

現在では60種類以上の「青汁」という名前のついた商品で販売されていますが、次のような特徴を持っています。

  • 使用している野菜は栄養価が高い葉物野菜と緑黄色野菜に限定される
  • 使用する野菜はまるごとすりつぶして、繊維を取り除かずに原料とする
  • 加熱処理しない・水に溶かさない粉末状の製品もある

このように青汁は、加熱処理することによって含まれる栄養成分が減少するのを防ぐために、生の野菜に含まれる豊富な栄養成分をそのまま使用することが大きな特徴です。

青汁の製品の種類は

昔は青汁の苦さがきらいという方もいましたが、現在販売されている青汁商品は飲みやすいものに改善されています。市販品の種類を大きく次のように分類されますので、自分の好みに合わせて選ぶことができます。

  • ジュース
    紙パック入り・缶入りジュースの商品が販売されています。飲みやすいように香りづけされていますので、苦味がないのが特徴です。ただし、一部商品には加熱処理されていないものもあり、栄養成分が減少しているものもありますので、賞味期限と合わせて表示ラベルを見て確認してください。
  • 青汁100%をパックして凍結していますので、飲みたいときに解凍します。ただし、一切の添加物がないためクセのある苦味はそのままですが、栄養素成分は失われていないので効果は最も高い商品です。
  • 粉末タイプ
    好きなときに水に溶かして飲むスティックタイプの粉末状の商品です。一番の特徴は旅行などに携帯することができ、他の飲み物・料理と一緒に味わうことができることです。
  • サプリメントタイプ
    錠剤に成型したサプリメントタイプの商品も販売されています。苦味もなく水と一緒に飲みますが、薬という感覚になります。

青汁を飲むとどんな効果があるのですか

青汁に含まれる豊富な栄養成分がさまざま病気又は体質改善に効果を発揮しますが、その効果は個人によって違いがありますので、商品に含まれている成分をみて自分にあったものを選んでください。

使用されている原料とは

青汁に使用されている葉物野菜の原料としては、一般的にはケール・明日葉・大麦若葉が代表的ですが、それ以外にも、次のような野菜も使用されています。

ゴーヤ・小松菜・桑の葉・クマザサ・長命草・クロレラ・ヨモギ・キダチアロエ

含まれる栄養成分と効果があるのか

青汁には豊富な栄養素が含まれており、健康食品としては優れた飲みものです。代表的な栄養成分とその効果をあげますので、参考にしてください。

  • 食物繊維
    野菜不足といわれている方には、1杯の青汁で1日分の野菜の目標摂取量をとることができます。青汁に含まれる不溶性食物繊維は腸内環境を改善して、便秘の改善効果が期待できるとともに、青汁の水溶性食物繊維にはムチンという物質が含まれており、血圧を下げる効果もあります。
  • ビタミンB群
    ビタミン群は、我々が生活していく上での活動の源泉となる栄養素です。特に多く含まれる野菜を括弧内に記載します。
    • ビタミンB1(大麦若葉)
      新陳代謝を活発化させ疲労回復の効果があります。脳の中枢神経にも働き、認知症予防の効果もあります。
    • ビタミンB2(明日葉・ゴーヤ)
      皮膚と粘膜の成長を助ける働きがあり、皮膚の老化を抑える効果があります。
    • ビタミンB6(明日葉・大麦若葉)
      皮膚と粘膜を維持し、女性ホルモンの分泌を正常化する働きがあり、美肌効果があります。さらに、精神安定効果と抗アレルギー作用がありますので、うつ病の予防・花粉症の改善に効果があります。
    • ビタミンB12(明日葉・大麦若葉・ケール・ゴーヤ)
      神経の働きを正常化して、貧血・めまい・たちくらみに効果があります。
  • ビタミンC(すべての商品に配合)
    免疫力を高める働きがあり、さまざま病気のリスクを減少させるとともに、肌の中でコラーゲンの生成を促進させうるおいのある肌を維持する効果もあります。ビタミンCは市販されているすべての青汁商品に含まれ、一杯で1日分の摂取量をとることができます。
  • ビタミンE(粉末タイプに配合)
    血流を改善してさらさらにする働きがあり、生活習慣病である高血圧・動脈硬化を予防する効果があります。
  • カリウム(ほとんどの野菜)
    からだの中の塩分を排出する働きがあり、高血圧の改善に効果があります。
  • 葉酸(ほとんどの野菜)
    葉酸は血液を作りだす働きがあり、妊婦の方には必須の栄養素であり、貧血を予防する効果もあります。
  • βカロチン(ケール)
    βカロチンには強い抗酸化作用があることが知られており、動脈硬化の予防・我々のからだ全般の老化を抑える効果があります。また、からだの中でビタミンAに変化して、ビタミンンAとしての効果である目のトラブル改善・肌荒れ・シミ・そばかすの予防にも効果があります。
  • ナイアシン(ほとんどの野菜)
    細胞でのエネルギーを作りだす働きがあり、特に高脂血症に効果があります。

青汁には、多くの栄養成分が含まれていますが、取りすぎについても注意が必要ですので、それぞれの商品に記載されている説明文をよく読んで、健康なからだづくりを行ってください。

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